半減期を迎えた2024年のビットコインの勢いは凄まじく、楽天ポイントビットコインで保有するポイントが伸びている方も多いのではないでしょうか。
楽天ポイントビットコインは楽天ポイント運用と比べて、値動きが激しいことが特徴です。上がる時と同じように下落時はびっくりするほど下がる可能性もあります。
もし下がった時にどうするか。本記事では2020年のビットコイン下落時に筆者が行った方法を紹介しています。
目次
- ポイントビットコインを始めたい方
- どのくらいポイントが増減するのか知りたい方
- 下落時のポイント追加のコツが知りたい方
楽天ポイントビットコインとは?
楽天ではポイント運用サービスの1つとしてポイントビットコインを利用することができます。
ポイントビットコインの魅力は「気軽にビットコイン投資ができる」という点です。筆者としては、仮想通貨取引には「値動きが激しい」という特徴があるため、初めての投資に仮想通貨取引を選ぶのはあまりオススメできません。
ですので、仮想通貨取引に興味がある方はまずはポイントビットコインで疑似体験をしてみてはいかがでしょうか。
仮想通貨の値動きについて
仮想通貨の値動きの激しさについて、楽天ポイント運用のアクティブコース(楽天・インデックス・バランス・ファンド株式重視型)とポイントビットコインのビットコインの2つの実際のチャートを確認してみましょう。
チャートの上り下がりを見るとビットコインの値動きの激しさがわかるかと思います。
【 最高値(赤色の線)と最安値(黄色の線) 】
楽天・インデックス・バランス・ファンド株式重視型 (基準価格): 最安値 約8,500円→最高値 約18,000円
ビットコイン(1BTC):最安値 約52万円→最高値 約1,030万円
値動きが激しいということは、上がる時は利益になりやすいですが、その反面、下がる時は資産を失うリスクも高いです。
実際に仮想通貨運用では1日に5%~10%の資産の上り下がりは平気で起きます。場合によっては1日で資産が半分なんてことも…。
この値動きの激しさで精神的に不安になる方もいるかもしれません。
ポイントビットコインでは楽天ポイントを使って実際の仮想通貨運用に近い環境で取引ができます。ポイントビットコインを利用して自分が仮想通貨取引に向いているのか判断するのに役立てましょう!
楽天ポイントビットコインの使い方
楽天ポイントビットコインは楽天ポイントクラブアプリから簡単に始めることができます。
楽天ポイントクラブアプリからポイントビットコインへアクセス後、ポイントを追加するだけで仮想通貨取引の疑似体験ができます。
1.追加する
2.ポイント数を入力後、「確認する」をタップ
3.「追加する」をタップ
楽天ポイントビットコインについて押さえておきたいポイントは4つです。
・手数料
・引き出し時のスプレッド
・利用できるポイントの種類
・疑似投資できる最大額(上限)
手数料
楽天ポイントビットコインは利用開始に手数料はかからず、無料で始めることができます。
引き出し時のスプレッド
ポイントの引き出しは30ポイント以上から申請できます。
引き出し時は楽天ウォレットのスプレッド(手数料)が差し引かれたポイント数で引き出されます。スプレッドは日々変動しますが、多くの場合4~5%程度です。
※ ポイントを追加する際はポイントの差し引きはありません。
利用できるポイントの種類
楽天ポイントビットコインでは、通常ポイントのみが運用可能です。期間限定ポイントは利用できません。
楽天ポイントの通常ポイントは楽天ポイント利息を利用することで期間限定ポイントと分けられるので便利です。
疑似投資できる最大額(上限)
楽天ポイントビットコインに追加できるポイント数の上限は1回3万ポイント(ダイヤモンド会員は5万ポイント)までです。
合計額上限5千万ポイントに達するまでは何度でも追加できます。
なお、増減したポイントは上限ポイント数には含まれません。
楽天ポイントビットコインで通常ポイントを使いたい時は楽天ポイント利息を利用しましょう!
ポイント運用とどっちがオススメ?ポイントビットコインを実際に使ってみた結果
実際のポイントビットコインの値動きを知るために、筆者のポイントビットコインとポイント運用を比較してみていきます。
2023年2月にビットコインが下落したタイミングでポイントを追加した100ポイントは2024年7月25日時点で運用益+196%の約3倍になっています。
実際のビットコインの価格も約半年間で3倍になったということです!
この数値について、同じ2023年にポイントを追加したポイント運用の楽天ポイント運用のアクティブコースでは運用益22.3%となっています。
・ポイントビットコイン:運用益+196%
・ポイント運用の楽天ポイント運用のアクティブコース:運用益+22.3%
仮想通貨は株式に比べて値動きが激しく、株式以上に下落するリスクを考えて運用する必要があります。
実際、私の資産運用の仮想通貨の保有比率は5%~10%程度です。自分のリスク許容度に応じた割合で仮想通貨を取引しています。
ポイントビットコインとポイント運用どっちがオススメ?
数ポイントでいいのでポイントビットコインとポイント運用をどちらも利用してみることをオススメします。
ポイントビットコインとポイント運用のどちらも利用することで、ビットコインや株式の運用で自分の資産がどのくらい増減するのかがわかりやすいです。
取引を行う際の練習になるので、ポイントビットコインとポイント運用のどちらも利用してみましょう(‘◇’)ゞ
ポイント運用についての記事はこちら
ポイントビットコインにかかる税金について
ポイントビットコインにかかる税金について、ほとんどの人は申告する必要がありません。その理由を以下に記載します。
【 企業発行ポイントの取り扱いについて国税庁が公表している内容 】
通常のお買い物で付与されたポイント | 非課税 |
臨時・偶発的に付与されたポイント | 一時所得として使用時に課税 |
通常のお買い物で付与されたポイント
通常のお買い物で支払った金額に応じて付与される企業ポイントは実質的に商品の値引き販売と同じと考えられるため、非課税となります。
臨時・偶発的に付与されたポイント
楽天ポイントビットコインや楽天ポイント運用などで付与されるポイントは臨時・偶発的に付与されたポイントに該当し、「一時所得」として認識されます。
一時所得の扱いについて
次に一時所得について、国税庁HPにはこのように記載があります。
一時所得は、所得金額の計算上、特別控除額50万円を控除することとされており、他の一時所得とされる所得との合計額が年間50万円を超えない限り、確定申告をする必要はありません。また、一般的な給与所得者の方については、その給与以外の所得金額が年間20万円を超えない場合には、確定申告をする必要がないこととされており、一時所得については、50万円を控除した残額に2分の1を乗じた金額によって所得税額を計算することとされていますので、他の一時所得とされる所得との合計額が90万円を超えない限り、確定申告をする必要はありません。
引用元:国税庁HP | NO.1490 一時所得 Q&A
一時所得は年間50万円までの特別控除があるため、ポイントビットコインの運用益が年間で50万ポイント以下であれば税金はかかりません。
ただし、気を付けなければならないのが「他の一時所得とされる所得との合計額が年間50万円を超えない限り」という一文です。
例えば、副業をしていた場合、副業で得られる給与と楽天ポイントビットコインの利益が合わせて年間50万円を超える場合は確定申告をして納税する義務が発生します。
ポイントビットコインの値動きから見る追加するタイミングとコツ
筆者は2020年頃から長期投資を目的に仮想通貨を購入しています。仮想通貨でデイトレードのような短期的な取引は行ったことがないので、長期投資目線でポイントビットコインの追加するタイミングとコツを紹介します。
【 投資の基本は安く買って高く売る 】
投資の基本は安く買って高く売ることですが、仮想通貨であるポイントビットコインでも同じことが言えます。しかし、実際にチャレンジすると、難しいことが多いです。
安く買うことが難しい理由
例えば、2022年からポイントビットコインを始めた人の中で、現在1番運用利益が出ている人は赤丸の最安値付近でポイントビットコインにポイントを追加した人です。
実際のチャートを見ると答えがわかっているので簡単なように思えますが、2022年下落時の実際の相場はこのようになります。
2022年の段階では上記チャートの右側はわからない状態です。みんな、「安い時に買った方がいい」ということを知っているのでポイントビットコインが下落したタイミングでポイントを追加しようとします。
その時、「下落した!」と思って①で追加する人がいれば、「もっと下がるだろう」と予測して②で追加した人もいたでしょう。
最終的には③で追加した人が最安値だった訳ですが、③で追加した人もその時点では最安値だったということはわかりません。
未来のことは誰にもわからないのです( *´`)
追加するタイミングとコツ | 大事なことは追加する時の割合
長期投資で筆者が行っていることは下落に合わせて購入額を増やしていくようにしています。
【 例)ポイントビットコインで下落時に1000ポイント分を追加したいという場合 】
上記で記載したように下落時にどこまで下がるかは誰にもわかりません。1000ポイントを1度に追加すると更なる下落時に追加できるポイントが無くなってしまいます。
また、ドルコスト平均法のように定額追加するのではなく、下落に合わせて追加するポイント数を増やすことで平均所得価額をさらに下げることができます。
※投資手法は様々あり、自分に合った方法は人それぞれかと思います。この方法はあくまでも筆者が行っているコツとして紹介していますので、投資の疑似体験をする上での参考程度にしていただけると幸いです。
まとめ
最近は上昇傾向にある仮想通貨ですが常に上がり続ける保証はありません。もし、下落した際にどうするか。ポイントビットコインの追加方法のコツを本記事で紹介しました。
ポイントビットコインに多くのポイントを振り分け過ぎていると、下落した際に狼狽し、安い価格帯で売ってしまうかもしれません。「下落してもまたいつかは上がるさ!」と思っていられる程度のポイント数で運用していれば次にくる上昇トレンドで売り抜けることが可能です。
自分のリスク許容度を理解するためにもポイントビットコインやポイント運用の投資疑似体験サービスが良い練習になるかと思います。
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よくある質問Q&A
ポイントの引き出し上限について
Q 引き出し申請できるポイントの上限は?
A 1回あたり100万ポイントです。100万ポイント以上の引き出しは複数回に分ける必要があります。
暗号資産の購入について
Q ポイントビットコインで実際の暗号資産を購入できる?
A ポイントビットコインは投資の疑似体験サービスなので暗号資産の購入はできません。
ポイントのキャンセルについて
Q 1度追加したポイントをキャンセルできる?
A 1度追加したポイントはキャンセルできません、ポイントの引き出しを行う必要があります。
ポイントの減少について
Q 運用中のポイントは減る?補填はされる?
A 楽天ウォレットが提示する価格の変動でポイントが減少する可能性があります。ポイントが減った際の補填はされません。
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