【2024年版】楽天証券とSBI証券を比較!両社のメリットとデメリットはなに?

楽天証券-SBI証券-比較-記事 楽天ポイント

証券会社の口座開設数を比較すると飛び抜けている存在の楽天証券とSBI証券。

楽天証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券松井証券
約1100万口座約1300万口座約260万口座約170万口座約150万口座
※2024年9月時点

2つの証券会社が選ばれる理由はどこにあるのでしょうか?

最近ではネット証券に連携する各銀行の普通預金金利が上がってきており楽天証券とSBI証券への注目度がさらに高まっています。

そこで、本記事では2024年9月以降に変更がある楽天証券とSBI証券のポイント還元率連携する銀行の金利

変更点はありませんが、2つの証券会社を利用する際に重要な連携する銀行の振込手数料取引手数料利用するアプリについて比較しながら両社のメリットデメリットについて記載しています。

今回の記事はこんな方にオススメ
  • 楽天証券とSBI証券のクレカ積立ポイント還元率について知りたい方
  • 楽天証券とSBI証券の連携銀行について知りたい方
  • 楽天証券とSBI証券の利用するアプリ評価について知りたい方

ポイント還元率の比較

楽天証券とSBI証券のポイント還元率を2つの項目から比較します。

楽天証券SBI証券
クレカ積立還元率楽天カード決済で0.5~1%還元0~3%還元
投資信託保有還元率投信残高ポイントプログラム投信マイレージサービス
※SBI証券のクレカ積立還元率は2024年11月買付変更後の還元率を記載

押さえておきたいポイントはクレカ積立のポイント還元で理解しやすいのは楽天証券です。還元率がカード利用額によって変わることはありません。一方、SBI証券は2024年11月からノーマルカードとゴールドカードはカードの利用額10万円未満でポイント還元率が0%になります。

投資信託保有還元率を簡単にお伝えすると、ポイント進呈率0.01%の対象商品の残高が100万円なら毎年100P(0.01%×100万円)が貰えます。

クレカ積立還元率

楽天証券のクレカ積立還元率

楽天カード楽天ゴールドカード楽天プレミアムカード
クレカ積立の還元率0.5%0.75%1%
年会費無料2,200円11,000円
楽天市場での還元率+2倍+2倍+2倍
その他ポイント還元誕生月サービス誕生月サービス
選べるコース

楽天証券のクレカ積立による還元率は0.5%~1%です。カードの種類によって楽天市場での還元率に差はありません。通常の楽天カードは年会費無料でクレカ積立0.5%の還元が受けられるメリットがあります。

また、条件達成によりSPUが上がり、楽天市場でのお買い物マラソンもよりお得になります。

SBI証券のクレカ積立還元率

画像引用:SBI証券HP

クレジットカード年会費

・三井住友プラチナプリファード:33000円
・三井住友カード ゴールド(NL):通常5500円 ※年間100万円のカード利用で永年年会費無料

・三井住友カード(NL):永年無料

SBI証券のクレカ積立ポイント還元率はこれまで最大5%でしたが2024年11月買付分からは最大3%となります。この最大3%のポイント付与を受けるには年間カード利用額が500万円以上必要です…。

また、ノーマルカードとゴールドカードでポイントを獲得するためには年間で10万円以上のカード利用額が必要です。

投資信託保有還元率

楽天証券の投資信託保有還元率

楽天証券では投信残高ポイントプログラム対象ファンドを保有していればポイントが進呈されます。

画像引用:楽天証券 投資残高ポイントプログラム対象ファンド

対象となるのは6銘柄で、人気のS&P500のポイント進呈率(年率)は0.028%となっています。

投資信託保有還元率を簡単お伝えすると、楽天S&P500の残高100万円なら毎年280P(0.028%×100万円)貰えます。

SBI証券の投資信託保有還元率

SBI証券では投信マイレージサービスにて、投資信託の保有額によりポイントを貯めることができます。投信マイレージサービス対象銘柄は楽天証券よりもかなり多く、人気のeMAXIS Slim米国株は年0.0326%でポイント付与率も高いです。

投信マイレージサービス対象銘柄を確認したい方はこちら

ポイント還元率だけで選ぶのはあり?

クレカ積立でのポイント還元比較した場合、楽天証券の方が通常カードでもカード利用額の条件なくポイントを獲得できるので利用しやすいです。

投資信託保有還元率でポイント還元比較した場合、SBI証券の方が対象銘柄が多いので自分の投資したい銘柄とマッチしやすいのではないでしょうか。

ただし、このようなポイント還元率は変更されることが多いので注意が必要です。
大事なことは長期投資を続けることです!ポイント還元率だけを見るのはオススメしません

連携する銀行金利の比較

楽天証券と連携する楽天銀行とSBI証券が連携する住信SBIネット銀行金利について比較します。

楽天銀行住信SBIネット銀行
普通預金残高300万円以下年0.18%年0.10%
(SBIハイブリット預金は年0.11%)
普通預金残高300万円を超える部分年0.12%
※住信SBIネット銀行は2024年10月からの金利を記載

楽天銀行と住信SBIネット銀行を比較した場合、楽天銀行の方が金利が高いです。しかし、SBI証券と連携できる銀行は他にもあります。

それが、SBI新生銀行です。

画像引用:SBI新生銀行

SBI証券はSBI新生銀行とも連携が可能で、SBI証券とSBI新生銀行を連携するSBI新生コネクトの申し込みで優遇金利が適応され、簡単に年0.3%まで金利を上げることができます。

利用方法はSBI証券ウェブサイトからSBI新生コネクトを申し込むことができます。

SBI新生コネクトを申し込む際の注意点

とても魅力的なSBI新生コネクトですが、申込条件に注意が必要です。

画像引用:SBI新生銀行 SBI新生コネクト

SBI新生コネクトはSBIハイブリット預金を設定している場合、申し込みできません

モッピーの広告経由でSBI証券を口座開設した方はポイント獲得条件が「SBIハイブリット預金への入金」なのでSBIハイブリット預金の設定を完了しているはずです。

SBIハイブリット預金を設定している場合はSBI新生コネクトを利用できないのでSBIハイブリット預金を休止する必要があります。

画像引用:SBI新生コネクト よくある質問

SBI新生コネクトのQ&Aにも、しっかりと明記されておりました。SBI新生コネクトを利用したい方はサービス概要を確認してから申し込みするようにしましょう。

連携する銀行のATM・他行振込手数料の比較

楽天証券と連携する楽天銀行とSBI証券が連携するSBI住信ネット銀行のATM・他行振込手数料について比較します。

楽天銀行住信SBIネット銀行
ATM手数料無料回数ハッピープログラムVIPで月5回、スーパーVIPで月7回「スマート認証NEO」の登録で月5回
他行振込手数料無料回数ハッピープログラムVIP、スーパーVIP共に月3回「スマート認証NEO」の登録で月5回

楽天銀行のATM・他行振込手数料

楽天銀行のATM・他行振込手数料の無料回数は会員ステージ(ハッピープログラム)によって異なります

ハッピープログラム

・スーパーVIP : 残高300万円以上または取引30件以上
・VIP : 残高100万円以上または取引20件以上
・プレミアム : 残高50万円以上または取引10件以上
・アドバンスト : 残高10万円以上または取引5件以上
・ベーシック : エントリー

楽天銀行は残高よってはATM・他行振込手数料の無料回数が少ないので使いづらく感じることがあります。

手数料無料回数を余裕をもって利用できるVIP・スーパーVIPになるためには残高が100万円以上必要です。手数料無料回数が少ないことは楽天証券のデメリットだと言えます。

もし、手数料に余裕がない場合には自分の保有する銀行間での送金手数料を0円にできるアプリ「エアウォレット」を利用し、手数料に余裕のある口座から引き出すなどの対策を行いましょう。

楽天銀行をポイントサイト経由でお得に口座開設する手順こちら

SBI証券のATM・他行振込手数料

住信SBIネット銀行のATM・他行振込手数料の無料回数は会員ステージ(スマプロランク)によって異なります。

スマプロランク2はATM・他行振込手数料の利用回数が月5回まで無料で、住信SBIネット銀行のスマートフォンアプリにてスマートフォンNEOの登録が必要となります。

登録は無料で認証後、翌日からランク2になるので条件はないに等しく、誰でも簡単に月5回まで手数料無料で利用することが可能です。そのため、連携する銀行のATM・他行振込手数料に関してはSBI証券の方が優れています

取引手数料の比較

楽天証券とSBI証券の取引手数料を比較した場合、両社ともに安く互角です。

株を売買する際は証券会社に手数料を払わなくてはなりません。投資家は企業から直接購入するのではなく、証券会社を中継して株式を購入します。その中継料として、手数料が発生します。

その中継役となる証券会社にも様々な種類があります。

・証券会社が取引をサポートする総合証券会社(大和証券など)
・インターネットを使って自分で取引するネット証券会社

証券会社にも様々な形態があるので、それぞれ支払う手数料も変わってきます。

総合証券会社ではアドバイザーがつき株式取引をサポートしてくれますが、その分手数料が割高になります。一方、楽天証券やSBI証券などのネット証券は自分自身で銘柄を選択して取引をするので手数料を安く抑えることができます

楽天証券とSBI証券の現物取引手数料

画像引用:楽天証券 

大和証券のような総合証券会社に比べるとネット証券の手数料は安く、その中でも楽天証券とSBI証券の取引手数料は圧倒的に安いです。

楽天証券ではゼロコース、SBI証券ではアクティブプランによって手数料が無料となります。この取引手数料の安さが楽天証券とSBI証券が選ばれる理由だと言えます。

アプリの比較

楽天証券とSBI証券で利用するアプリを比較していきます。

アプリの使いやすさや評価は個人によって違うので、ここでは楽天証券とSBI証券のアプリの「良い評価と悪い評価」をお伝えしていきます。

・楽天証券:iSPEED (App Store ☆4.5)
・SBI証券:株アプリ (App Store ☆2.4) ※SBI証券アプリは株アプリ以外もあります。

個人的にはiSPEEDアプリの方が見やすく、ワンタッチで情報が取得できるので使いやすいです。日本株・米国株を両方とも同じアプリから取引できます。

楽天証券:iSPEEDの良い評価

以前、別のネット証券を利用していましたが、楽天証券の方が見やすいです。サマリーが見やすのと、日経225マイページが使いやすくていいです。自分でカスタマイズできるのもいいです。銘柄も検索しやすくて、情報も豊富です。

引用元:コエシル┃iSPEEDの評価・口コミは?

良い評価ではアプリが使いやすいという評価が多いです。また、MYPageを自分の好みのパーツを組み合わせて、自分が常に確認したい情報をカスタマイズできるが良いという意見も。

楽天証券:iSPEEDの悪い評価

楽天証券自体は本当に素晴らしいと思います。PCの総合口座画面は初心者でも見やすく作られていますし、トウシルニュースも参考になる記事が多く勉強になります。ただispeedは使いにくく、たまに障害が起きて投資したいタイミングでできないこともあります。PCサイトと同じくらいに見やすく、使いやすければ言うことないのですが…

引用元:コエシル┃iSPEEDの評価・口コミは?

悪い評価では通信障害が起きて投資したいタイミングで利用できなかった、投資信託はアプリ内で購入できずPCサイトへアクセス不便という意見がありました。

SBI証券:アプリの良い評価評価

米国株も買えるしアプリで四季報や財務内容や各種指標を見ることもできるしスクリーニングも可能です。
自分は初めて株取引を始めたのがSBI証券で、今まで問題にあったことはありません。分析に必要なツールや情報はSBIのアプリから得ることができ、これらで売買判断は十分可能だと思います。もし株の初心者で迷ったらSBIでいいと思います。

引用元:みん評:SBI証券の評価・口コミ

情報量の多さを評価する意見がありました。ただし、SBI証券アプリの評価を調べていて気付いたのですが、そもそもアプリの評価件数自体が少なかったです( ゚Д゚)

SBI証券:アプリの悪い評価

平日働いている会社員にとっては、週末にメンテナンスされると、何もできない。チェックは日々しているが、週末にじっくり取り組みたいときに、メンテをずっとやられるとキツイ。

引用元:みん評:SBI証券の評価・口コミ

アプリのメンテナンスが多いとの意見がありました。SBI証券に限らず、証券会社のメンテナンスは土日に行われることが多いです。

また、SBI証券のアプリは米国株や投資信託、他の投資商品を取引する場合、それぞれ別のアプリをインストールする必要があります。アプリが増えることで管理する手間がかかり、使いにくいという評価もありました。

SBI証券のアプリ

SBI証券株アプリ / かんたん積立アプリ / 米国株アプリなど

筆者自身もSBI証券はパソコンで操作することが多いです…。

本記事のまとめ

ポイント還元率の比較

クレカ積立でポイントを獲得しやすいのはカード利用条件のない楽天証券です。ただし、ポイント還元率で証券会社を選ぶのはオススメできません。株式の売買で付与されるポイントはオマケ程度に思っておいた方が良いと思います。

連携する銀行金利の比較

楽天銀行の金利は0.12~0.18%、SBIハイブリット預金金利は0.11%(10月から)です。SBI新生コネクトを利用する方は金利が0.3%になります。

連携する銀行のATM手数料・他行振込手数料の比較

楽天銀行では預金残高がないと手数料無料回数が少なくなります。一方で住信SBIネット銀行はアプリ連携だけでATM手数料・他行振込手数料が月5回無料になります。

取引手数料の比較

証券会社を選ぶ上で重要な取引手数料は両社ともに最高水準です。NISA口座を保有する際も楽天証券かSBI証券での口座開設がオススメです。

アプリの比較

アプリの使いやすさは個人によると思います、ただし評価や口コミの件数(良い評価、悪い評価どちらも)が多いのは圧倒的に楽天証券のiSPEEDアプリでした。SBI証券のアプリは評価件数自体が少なく、注目度が低い?のかもしれません…。

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